【ワーケーション】大分県・長湯温泉へ

WORKCATION

ワーケーションに行きたい!

 フリーランスでイラスト制作、また、webのディレクションや制作などを請け負い、普段は入居しているシェアオフィスか自宅で作業しています。作業環境は、web関連がMacBook Pro(M1)+LG 27インチモニター(自宅)、イラストはiPad Pro(第2世代・11インチ)+Apple pencil。

 出張やプライベートな遠出、帰省先や客先でも作業ができるよう、普段からこれらの環境は抱えて移動していました。加えてコロナ禍で対面での打ち合わせが減り、オンラインMTGが主流となりわたしは思ったのです。

ひょっとして旅しながら仕事できるんじゃ?

 2019年に耳下腺に腫瘍が見つかり(この話はまたいずれ)全身麻酔で手術をして摘出した際に、「人間いつ死ぬかわからないからやりたいことは全部やる」と、自分と約束しました。やりたいことリストの中には、訪れてみたい旅先もたくさん。

 仕事的にも人生的にも勝手気ままに旅ができる状況ではありませんが、バケーションしながらワークする「ワーケーション」なら実現可能かもしれません。作業環境がMac miniからMacBook Pro、Wacom CintiqからiPad Proに変わっていたことも好都合でした。

初のワーケーションは長湯温泉へ

【ワーケーション】大分県・長湯温泉へ
飛行機乗るのも久しぶり

 そんな中、ご縁がありBIGLOBEさんの「TRY ONSEN WORKプログラム in 長湯温泉」に参加できることになりました。初のワーケーション! 初の大分県! しかも温泉つき!!(驚喜)

【ワーケーション】大分県・長湯温泉へ
念のためポケットWi-Fiも持参

 日程

2022年10月17日(月)〜2022年10月21日(金)(4泊5日)

長湯温泉で入った温泉

大丸旅館 ティの湯

大丸旅館
芹川沿いにたたずむ大丸旅館

 到着後、最初に入った温泉が大丸旅館「ティの湯」です。ある日、大丸旅館の三代目女将テイさんの夢枕に白髪の老人が立ち「隣りの茶畑を掘ってみよ。すばらしい高熱泉に恵まれるはず」と告げられたことから掘り当てたのだとか。芹川を望む湯船に浸かり川からの風を頬に受けながら、道中の疲れをゆっくり癒せました。泉質はマグネシウム・ナトリウム・カルシウム‐炭酸水素塩泉。

URL:http://www.daimaruhello-net.co.jp/spa.htm

クアパーク長湯 竹田市長湯温泉クアハウス

 厚生労働省認定の温泉利用型健康増進施設(連携型)。温泉入浴運動体験は本当に楽しかった!  レンタル水着で35℃くらいの温泉に浸かりながら運動できます。ご飯も美味しいしワークスペースもあり。

URL:https://kur-nagayu.co.jp

がに湯(手だけ)

 長湯温泉のシンボル「がに湯」は芹川沿いの混浴露天風呂。丸見えです。勇気が出ず、「手のみ」温泉を堪能しました。伝説が切ないので、現地の看板でぜひ読んでみてください。

ラムネ温泉

ラムネ温泉

 「長湯温泉に行ってみたい!」と思ったきっかけがこちらの温泉。炭酸泉の「ラムネ温泉」と炭酸水素塩泉の「にごり湯」2種類の温泉が堪能できます。ラムネ温泉はお湯につかると全身がしゅわしゅわ泡だらけに! 雲が流れていくのを眺めながらつかるぬるめのお湯は、いつまでも入っていたいような心地よさ。

 夜は内湯(42℃)→サウナ→露天(32℃)が最高すぎる。実はサウナが少々苦手だったのですが、ここで大好きになりました! かわいいニャンボたちにも会えますよ。

URL:https://lamune-onsen.co.jp

かじか庵 湯処 ゆの花

 23時(最終受付22時)まで営業しているのが嬉しい。しごおわに魂が抜けた状態で訪れたため写真は撮り忘れ。温泉で復活できました。次はご飯も食べてみたいです!

URL:http://www.kajikaan.com/spa.html

御前湯

 男女入れ替え制で、わたしが行った日は3階の大浴場が利用できました。館内には長湯の歴史がパネル展示されています。道の駅が近くにあり、地元の食材やお土産、お弁当などを購入することができました。

道の駅 おんせん市場
けっこう通った道の駅
長湯のニャンボ
御前湯近くで出会ったニャンボ
URL:http://www.gozenyu.com

長湯温泉での食事

「茶房 川端家」の温泉粥

「茶房 川端家」温泉粥

 大丸旅館向かいのカフェ。到着後、最初の長湯ごはんはこちらで。店内の本を読みながら静かに流れる時間が楽しめます。白粥とはひと味違うまろやかな風味が広がる温泉粥には、塩くじらが添えられていました。次は韓流冷麺も食べてみたい!

URL:http://www.daimaruhello-net.co.jp/kawabataya.htm

「正直屋」でご当地ごはん満喫

「正直屋」でご当地ご飯満喫
エノハ(やまめ)の塩焼き

 鯉のアライ、エノハ(やまめ)の塩焼き、スポネ(すっぽん)鍋、とり天、鉄板焼きホルモンなどなど。こちらではやまめのことをエノハと呼ぶそう。長湯温泉で食べたやまめはどれも大層美味しかったです。なんでだろう?

URL:https://kouyoukan-nagayu.com/restaurant.html

長湯の夜はこちらで「長湯バルねはんや」

長湯の夜はここで「長湯バルねはんや」
旅先で地元のクラフトビールを見つけると飲みたくなりますよね

 お酒はもちろん、かわえびの唐揚げや、大分名物?「じり焼き」も美味しかったです。初めて食した「じり焼き」は、小麦粉を水で溶いて薄く焼いたチヂミ風の食べ物で、お醤油をつけていただきます。くじゅう高原地ビール(スタウト 星)も◎

長湯の夜はここで「長湯バルねはんや」
じり焼きとかわえびの唐揚げ
長湯の夜はここで「長湯バルねはんや」
URL:https://nehanya.wixsite.com/home

「大丸旅館」にて竹田の食を堪能

「大丸旅館」にて竹田の食を堪能

 最後の夜は大丸旅館で9品の会席料理を。赤くゆで上がったカニやおおいた和牛など、この地ならではのメニューを存分に堪能しました。

URL:http://www.daimaruhello-net.co.jp

宿泊は「BBC長湯」

宿泊は「BBC長湯」

 今回宿泊したのは、文豪や文人の名前を冠した6タイプのお部屋がそろう「BBC長湯」。「晶子」と「鉄幹」は続き棟でしたが、それ以外は独立した戸建てが点在しています。わたしが通されたのは「花袋」。(花袋……蒲団のひとか……)と一瞬思いましたが、そんな気持ちも備え付けられた小さな書斎を見た瞬間に吹っ飛びました! 読書好きの憧れ「書斎」ですよ!

宿泊は「BBC長湯」
文豪気分が味わえる書斎

敷地内にはすてきな山岳図書館も。朝食はスタッフの方が温泉粥を運んでくださいます。

URL:https://bbcnagayu.com

竹田市の観光スポット

 九州にお引っ越しされたライターさんが、クルマで長湯温泉まで会いに来てくれました。いつも横浜で会っていたので何だか不思議なかんじ。久住高原を案内していただきました。

久住ワイナリー

久住ワイナリー

 まず訪れたのはくじゅう連山を望む高原のワイナリー。ドライバーであるライターさんには申し訳なかったのですがちゃっかり試飲をし、白のスパークリングワインを購入♪

URL:https://www.kuju-winery.co.jp

くじゅう花公園

くじゅう花公園

 阿蘇くじゅう国立公園内にある四季折々のお花が楽しめる公園。エアプランツさえ枯らすほど草木に縁がないわたしですが、広大な敷地に広がる色鮮やかなお花畑にはうっとり。園内のショップではお土産品なども購入できます。

URL:http://www.hanakoen.com

ありがとう長湯温泉

 仕事はフツーに捗りました。仕事量的にはけっこう忙し目だったのですが、日本一の炭酸泉や美味しいご当地グルメに日々癒されるという、素晴らしきワーケーションでした。帰宅後、家族には「元気になって帰ってきた!」と驚かれましたよ(行く前そんなに酷かったのか……)。

 初の長湯温泉は、ご飯は美味しいし、温泉は最高だし、皆さん優しいしで帰宅後は長湯ロスに……。ここに来なければ出会わなかったかもしれない人たちのことを思うと、胸がじんわり温かくなります。ありがとう。またいつか。

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